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合格者の現在


1.合格者の生の声

M.Nさん
マラソンのつもりで、4年かけて合格
M.Nさん

プロフィール: 1988年 東京女子大学文理学部数理学科 卒業
2007年8月 U.S. CPA試験合格(デラウエア州)
(2006年2月 FAR合格、2007年5月BEC・REG合格、2007年8月 AUD合格)
平日は仕事が忙しく、週末集中型で学習
【Q】U.S. CPA試験にチャレンジしてみようと思われたきっかけは?
【M.N.さん】
金融機関に勤務しておりアメリカで生活していた頃、周りにU.S. CPA試験にチャレンジしている人がいました。私自身も資格を取るなら、難しい資格でないと評価にもつながらないと思っていたこともあり、帰国後友人の勧めもありU.S.CPAにチャレンジすることにしました。

【Q】受講形態は?
【M.N.さん】
通信ビデオ講座でした。すごい量のビデオが送られてきましたね。

【Q】学習スタイルは?
【M.N.さん】
平日は朝8:00〜夜10:00くらいまで働いていましたのでほとんど週末しか学習できませんでした。試験の直前には平日も勉強しようと朝6:30くらいに会社に行ってみたこともあるのですが、会社に来てしまうとつい仕事をしてしまって結局駄目でした。実際週末だけの勉強をしていますと、間に一週間あけると先週までやってきたことを思い出すのに時間がかかることも実感しました。

単位を取るまで2年、本試験向けの学習を開始して4科目合格までに2年
【Q】合格までに要した期間は?
【M.N.さん】
結局合計4年かかりました。
私の場合は理系でまったく会計単位をもっていなかったため、まずTAC講義の受講を開始して、デラウエア州の受験資格を満たすための7科目21単位を取るまでに2年間、そして本試験向けの学習を開始して4科目受かるまでに2年かかりました。
FARは2006年2月、REGは苦手で何回か落ちてしまったのですが、2007年5月に受かり、同時にBECも2007年5月に受かりました。そして最後AUDは2007年8月に合格しました。
特に去年(2006年)は忙しく、しかもREGの試験に続けて失敗していたこともあり、勉強が先に進まない時期でした。

【Q】学習法は?
【M.N.さん】
後からわかったのですが、単位を取るまでの学習と試験を受けるまでの学習は別だと思ったほうがよいと思います。
単位を取るまでの学習はあくまでも基礎学力取得の部分でしかありませんでした。はじめは単位を取るための勉強をすれば本試験でも7〜8割の点が取れる力がついているのかなと思っていたのですが、自分の評価では単位を取り終えた時点で本試験では50%強くらいの得点しか取れないと思いました。本試験に合格するための勉強に必要なものは、Beckerだったと思います。TACのテキストを使った講義は基礎力を養うためのもので、TACのテキスト・問題集だけでまず単位を取るまでが学習の第一段階だったと思います。その後、本試験に受かるための学習をBecker他で始めました(他の教材は無駄だった)。Beckerはすばらしい教材だと思いますが、ただBECについては非常に試験範囲が広く「経済」と「IT」の分野についてはBeckerだけでは弱いと思いますので、著名な経済書なども読んだ方がいいかもしれません。

会計知識はほとんどゼロから学習を開始
【Q】ところで学習開始時点での会計知識と英語力は?
【M.N.さん】
TOEICでは800点でした。業務の性質上経済の知識はありましたが、会計については理系出身のため単位はありませんでした。細かい会計知識はほぼゼロに近かったです。

【Q】TOEIC800点をお持ちだったということは英語については相当上級レベルだと思いますが、U.S.CPAの学習を始められて触れるようになった英語はどのようにお感じになられましたか?
【M.N.さん】
それまで身に付けてきた英語とは違いました。知らない単語が多かったというのが印象です。特にREGの分野の単語ですね。ただ専門用語は数えても50語もいかないと思いましたので覚えるのに苦労したということはなかったです。TOEICで800点と申し上げましたが、どちらかといえばリスニングでスコアを稼いだほうなので文法力や英単語力はそうでもなかったです。TOEICで600-700点くらいある方なら英語に関してはさほど苦しまないのではと思います。

この勉強にかけられるお金はここまでという上限を設定した
【Q】学習期間が4年で、しかも通信受講ということで、モチベーションの維持に苦労されたのではと思いますが・・・
【M.N.さん】
この試験は何かとお金もかかる試験ですよね。1回グアムに受験に行くにしても、試験代のみならず飛行機代・ホテル代・滞在費などもかかり、20万と計算して予算から逆算して何回まで受験が可能か明確化しました。こうしたお金の制約を自分に課すことがネガティブな方法ではありますが、モチベーションの維持に効果的だったと思います。
また、受かれば自分でキャリアメイクしていきやすいという思いがありました。資格であれば第三者が見ても明快にわかるといったことを加味しながら・・試験に受かりたい、という気持ちも持ち続けました。

はじめから長期戦を覚悟して臨んだ
【M.N.さん】
TACの「5年間継続再受講制度」は必須の制度だと思います。あの制度がなかったら私は途中でやめていたと思います。この「5年間継続再受講制度」を活用することで、TACとの繋がりを保つことができましたし、困った時はTACのスタッフの皆さんに何かと相談にのってもらえました。通信で受講していますと受験仲間がいないので、TACが仲介役として情報の共有のデータベースになってくれ、たまっているノウハウをTACからもらうことができました。まさに「5年間継続再受講制度」様様です。
合格まで4年かかりましたと申し上げましたが、当初計画では3年でした。それでも長いかもしれませんが、理系で当初会計の知識がなく、しかも多忙な業務という二重苦を抱えているため、3年以上かかるのは普通だろうなとはじめから長期戦を覚悟していました。短期決戦だと思って臨まないほうがいいと私は思います。4科目一発合格とか2科目ずつ2回にわけて順調に合格などイメージされる方も多いと思いますが、会計の仕事ではない社会人がそれだけの準備時間を十分確保することはけっこう難しいのではと思います。この試験、マラソンだと思わないと続かないかもしれませんね。TACのパンフレット等で4科目の対策講義を受け終わるとすぐに本試験受験というパターンも紹介されていましたが、私の場合は4科目分の受講を終えた直後は、身に付いたのは基礎力だけというのが実感でした。

【Q】TACの講義の印象は?
【M.N.さん】
学力をつけずに試験だけうかるような勉強法と、時間は多少かかっても合格後、あとで困らない勉強法とがあると思いますが、私はTACの講義は後者、つまり王道の講義内容ではないかと思います。

【Q】印象に残っている先生は
【M.N.さん】
TAXの内田先生ですね。英語の発音に聞きほれていました。

監査をする側の視点が理解できるようになった。身につけた知識を生かした説得力のあるプレゼンができるようになった
【Q】学習内容とお仕事内容との関係は?
【M.N.さん】
金融機関に勤めているため監査は受ける側なのですが、監査をする側の視点、やり方、意識が理解できるようになりましたので、監査を受ける側としても対応が取りやすくなり、監査という仕事を興味を持って見ることができるようになりました。会計の知識は全般的にどの業務でも必要な知識だと感じています。合格したことで、学んだ知識を活かしたプレゼンができるようになり、以前より説得力がより上がったと思います。

TACの講義でしっかりと基礎をつくり、あとはBeckerのテキストが真っ黒になるくらいまで勉強すれば合格できる。
【Q】応援メッセージをお願いします
【M.N.さん】
今から振り返って考えてみると学習方法さえ間違えなければ確実に受かる試験だと思います。TACのテキストと講義でしっかりと基礎を作って、その後は、ひたすらBeckerのテキストをバイブルにするとよいと思います。BeckerのCD-ROMの演習もすばらしいのですが、私はBeckerのテキストがバイブルだと思っています。アウトプットとインプットは同じ比率で学習しないと効率が悪いとよく言われますがCD-ROMを使った演習を繰り返すというアウトプットのあとで「インプット」に戻るべき時があって、それがBeckerテキストだと思います。あのBeckerテキストには無駄がないので、隅から隅まで真っ黒になれば合格できると思いました。
私の場合、5年間継続再受講制度を利用して最新版のBeckerを購入して学習を続けました。

振り返ってみると、ダンボールにビデオがたくさん入ったものが一度に送られてきていて「うっとなる」こともありました。この講義ビデオをこなす必要があった前半が一番大変で、乗り越えることが大きな山でした。その後Beckerをこなしていく段階になるわけですが、Beckerのテキストは各科目ともさほど厚くはないし、各科目1冊ずつでいいし、気分的には楽になると思います。
また私は本試験向け学習を開始する前の段階で、質問コーナーに出向くなどして複数の先生に学習法についてアドバイスをもらいました。それぞれの先生方のベースやバックグランドが違うので先生によってお勧めされる学習方法が違いましたが、いろんなパターンの学習法を聞いて、自分に合う方法を探すことができましたので、この方法もお勧めです。

ご健闘をお祈りします

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